熊さとの戯言

自分の体験などを雑記帳・備忘録として

オーガ・バスターズ 第67話

第67話 不気味な動き

 

 

月夜

 

東京都内にある

小高い山に、寺院の様な平屋敷

 

その駐車場には、大型バスが留まっており

中から、DQN連中が多数降りてきた

 

DQN連中、ざわざわと

「✕○総会の幹部候補生として、俺たちをスカウトしたのは、良いが」

「この山あいの屋敷で、面接でもするのだろうか?」

「面接に通ったら、いきなり幹部で、金はがっぽり入るし、女は抱き放題」

「それだけ、✕〇総会って裏社会組織が人手不足なんだろう」

色んな会話が飛び交っていた

 

 

・・・・・

 

 

奥の大きな居間

襖の横に、羽織袴を着た、ギガント間庭が正座をしていた

 

羽織袴を着た白髪の初老の男性が震えていた

 

ギガント間庭が襖をノックし

「✕○総会理事長が来ました」

 

居間から

「入れ!!」

ギガント間庭が、襖を開け

✕○総会理事長、居間に入ると、正座をし頭を下げ

「し、失礼致します」

「お呼びでしょうか?」

 

居間の男

「おう、頭を上げや」

頭をあげ、居間を見渡すと、顔が歪んだ

「うっ!!!」

 

奥の行灯を付けた位の暗さの大きな部屋で

下半身は、血糊の着いた布で被さり

 

強靭な筋肉を披露した上半身を晒した巨大な体躯が胡坐をかき

その体躯の左右には、妖艶な肢体を晒した美女の鬼2人

その体躯の胸にうつ伏せで凭れかかっている美女の鬼

 

3体の女鬼が

人の腕、脚らしきモノを食いつきながら、抱きついていた

 

周りには、食い散らかしたように、バラバラの女性の遺体が転がっていた

 

✕○総会理事長、驚愕

 

女性の首を持って、頬の部分を齧りながら

巨体の男

「✕○総会理事長、鬼になる奴、何人連れてきたんや」

 

✕○総会理事長、震えながら

「ら、羅導岳様」

「ひゃ、100人位です・・・」

 

巨体の男=羅導岳

「そうか、少ないなぁ~」

 

✕○総会理事長

「も、申し訳ありません」

 

羅導岳、下半身を布で巻かれた状態で、立ち上がる

2メートルを越える体躯は、✕○総会理事長を恐怖した

 

✕○総会理事長のそばまで来て、しゃがみこみ、肩に巨大な手を乗せる

「ひぃ!!」

 

羅導岳、笑みを浮かべ

「何も怖がる必要は無いで」

「よく頑張ったな~」

「続けてやってくれ」

 

✕○総会理事長、土下座をし

「あ、ありがとございます」

「羅導岳様の御期待に答えます」

 

羅導岳

「よう気張りや」

 

✕○総会理事長、頭をあげ

「は、はい~」

 

羅導岳の居間から出ていく、✕○総会理事長

 

その後、羅導岳の居間に入る、ギガント間庭

「羅導岳先輩、✕○総会理事長は、どうしましょうか?」

 

羅導岳

「そうだな、副理事より、鬼にする人間の数は少ないなぁ」

「さっそく、副理事を、理事長に昇格させろ」

「・・・・・」

「✕○総会理事長が連れてきた、連中」

「早速、鬼にしろ!!」

「拒否る奴らは、✕○総会理事長と一緒に、なりたての鬼の食料にしろ」

 

ギガント間庭

「了解いたしました」

 

 

・・・・・

 

 

屋敷のある大部屋

 

配下の鬼たちが、DQN連中を集める

大部屋に、ギガント間庭と✕○総会理事長がいる

その前に、ロングテーブルが置かれ、その上に白い布の被った箱が置いてあった

ギガント間庭の巨体にビビる、DQN連中

「げ!!!」

 

ギガント間庭

「✕○総会のホープの皆様」

「こんな辺鄙な場所に来ていただいてありがとうございます」

にたっと笑い

「✕○総会に入っていただくためには・・・・」

 

ギガント間庭、配下の鬼たちに、顎をくいっと上げる

配下の鬼たちが、DQNの1人を無理やり掴み

「な、何をするんだよ~」

ギガント間庭の前に連れていかれる

 

ギガント間庭、布をめくり、箱の中に、複数の赤い液の入った注射器があった

その一つを取り出し

「これを打ってもらうのが、条件なんだよ」

DQNの首に、注射を刺し、赤い液を注入

「ぐ、ぐわ~~~」

打たれた、DQN,たちまち、

頭や体から、血管が浮き出て犬歯が伸び、爪が伸び

よだれを垂らし、今にも人を襲いそうな気配を醸し出した

 

DQN連中、ぎょっとして、その様変わりのDQNの様子を見ていた

 

ギガント間庭、✕○総会理事長を片手で軽く持ち上げ

ひょいっと、注射を打たれたDQNに向けて投げた

 

そのDQN、素早いく反応し、✕○総会理事長を掴み、喉を掻き切った

そのまま、✕○総会理事長を喰い始めた

 「ひ、ひい~~~」

DQN連中、騒ぎ出し、一部は襖を開け、逃げ出そうしたが

開けた襖から、複数の鬼の腕が現れ、逃げようとしたDQN達を

引きずり込み、襖を閉めた

その襖の向こうでは

「ぎゃ~~~」

「うわ~~~」

「ぐえ~~~」

などの、断末魔が聞こえ、やがて

「ボリボリ」

「くちゃくちゃ」

「ずずず~~~」

の咀嚼のする音が聞こえ

 

DQN連中が、青ざめている

 

ギガント間庭

「さあ、皆さんどうしますか?」

「鬼になって、ここで出世するか」

「鬼たちの食料になるか、もう分かりますね」

 

DQN連中、現実について来れず、唖然としていた

 

ギガント間庭

(鬼を増やせるのは、なにも、あの方の血液だけじゃない)

(羅導岳先輩の血液でも、鬼を増やせるんだよ~~~)

 

 

・・・・・

 

 

羅導岳の大部屋

 

袴姿の羅導岳が、胡坐をかいている

美女の鬼の1人が、羅導岳に凭れかかり

羅導岳に、胸をまさぐられている

 

正座している、ギガント間庭

「10人ほど、食料となってしまいましたが」

「ほとんどの連中は、鬼となりました」

「ついでに、✕○総会理事長も始末しました」

 

羅導岳

「そうか、ご苦労だったな~」

「それと、連行した、“あの方”の鬼たちはどうしている?」

 

ギガント間庭

「一部は、なりたての鬼たちの、食料になりましたが」

「大部分は、羅導岳先輩の軍門に下りました」

 

羅導岳

「昔から、仕事が早いな~~」

「それに、お前ばかりに、仕事させてすまないな、ギガントよ」

ギガント間庭

「いえ、人間時代の時に贔屓にしてくれたお陰で、最期まで栄光な人生を歩めました」

「ひとえに、羅導岳先輩あってこそです」

「次は、羅導岳先輩の永遠の栄光の為に、働きとうございます」

 

羅導岳

「そうか、俺は、ギガントみたいな良い後輩をもって、嬉しいぜ~~~」

「なあ、ギガントよ・・・」

「今まで、知花雄次と祇園磨修鬼がいたため、裏社会に進出、出来なかったが」

「知花雄次は、裏社会から足を洗い」

祇園磨修鬼は、行方不明になったお陰で、俺の一派が進出できたな~」

 

ギガント間庭

「羅導岳先輩は、見事に裏社会のフェクサーになりました」

「私たち、羅導岳一派の鬼たちにとっては、この上ない光栄です」

 

羅導岳

「上手いこと言うじゃね~か、ギガントよ」

「何人か美女がいたな~」

「よし、ギガントよ」

「それらの美女を、おめえにくれてやる」

「下の鬼には、狩ってきた人間を与えよ」

 

ギガント間庭

「羅導岳先輩、ありがとうございます」

羅導岳

「良いってことよ」

 

 

居間の何処かから

「ずいぶんと、羽振りがいいではないか」

 

「こ、この声は!!」

周りをキョロキョロと見渡す、羅導岳とギガント間庭

 

2人の後ろから、異世界のゲートが開き、中から

「なあ、羅導岳よ・・・」

羽織袴姿の御前と、蘆屋道鬼が出てきた

 

羅導岳、驚愕し

「ご、御前様!!!」

土下座をし

「はは~」

 

一緒に、ギガント間庭、美女の鬼も土下座をした

 

羅導岳、頭を上げ

「醜態を、御前様の前に晒してしまい、申し訳ありません」

御前、素の面持ちで

「そんなことどうでも良い」

「見事に、全国の裏社会を制圧した」

「よくやったな」

 

羅導岳

「褒めていただき、ありがたき幸せです」

「すべては、御前様のお陰です」

 

御前、軽く睨みながら

「ふん、何を心ともないセリフを吐いているのだ」

「まあ、どうでもいい」

「そろそろ、全国の鬼跋特務隊の拠点への襲撃が、開始されるのだな?」

 

羅導岳

「あと少し、準備が整い次第開始致します」

 

御前、目を細め、不敵な笑みを浮かべ

「そうか、期待しているぞ」

羅導岳、再び頭を下げ

「御前様の期待に答えます」

 

御前、羅導岳に背をむけ、道鬼とともに、空間に入り、その後、大きな穴が閉じられた

 

羅導岳、土下座の姿勢のまま、怒り、ニヤけながら

(鬼哭院御前、今のうちに調子に乗っとけや)

(知花賢子から、てめえの呪縛から解放されるワクチンを手に入れた後、接種し次第)

(必ず、ぶっ殺して、鬼の頂点にたってやるぜ)

 

つづく・・・・