熊さとの戯言

自分の体験などを雑記帳・備忘録として

鬼滅の刃をつかって、戯言小説(31)

第31話  幼馴染

 

パトカーで陽壱たちが戦っている、現場へ向かう 今給黎と知花賢子

賢子、そわそわしながら

「早く着かないかしら」

「武市チームと殺罪鬼ちゃんが無事にいてくれたら」

今給黎

「何故?」

「味方に引き込む説得をしては駄目なのでしょうか?」

賢子

「もし、その説得に応じてしまったら」

「殺罪鬼ちゃんの身体入っている御前の細胞(血液)が暴発して」

「自身の肉体が崩壊して命を失うのです」

「そうしない為に、戦っている最中に」

「この御前の細胞を無力化するワクチンを射つしかないのです」

今給黎

「なるほど、鬼が御前に逆らえない理由がここにあったのですね」

「でも、このワクチン射つとなると・・・・」

賢子

「大丈夫です!!任せて下さい」

 

・・・・・

 

殺罪鬼

「ペロちゃん」

「実那の後にいてる、男2人相手してて」

ペロ

「うおん!!」

2体の黒い狼が、陽壱、武市に襲いかかる

陽壱

「くそ!!」

「実那の処に応援できじゃないか」

 

殺罪鬼

「実那、あたしが相手よ」

実那

「あの狼、ペロちゃんですの?」

殺罪鬼

「そうよ、それが?」

実那

「ペロちゃんも喰い殺したの?」

殺罪鬼

「違うわ、自らあたしの身体に吸収されにきて」

「あんな風に、あたしを守ってくれるの」

「さぁ、あなたも、あたしの身体の一部になりなさい」

血鬼術を仕掛ける

実那、しなやかな身体を使いながら、血鬼術をかわし

拳銃を持って攻撃をする

殺罪鬼

「やっぱり、実那は凄いよ」

「こういう実那を憧れてたのよ」

実那

「あたしは、頭のいい誠実な皐月に憧れてたです」

殺罪鬼

「じゃ~あたしと実那が1つになりましょう」

「ホントは、実那が鬼になってくれる方が嬉しいけど」

実那

「・・・・・」

(知花司令官が来るまで、何とか持ちこたえて欲しい)

 

陽壱、武市 素早い狼に、手こずっていた

武市

「この狼、いくら傷つけても、直ぐに回復するし、すばしっこい」

「中々実那の手助け出来んな」

陽壱

「俺らも早く、こいつら倒して、実那の応援にいかないと・・・」

 

殺罪鬼、また自身への攻撃をしようとしない実那にイラつき

「実那、一体何を考えてるの」

「あたしに攻撃しないと死ぬよ」

実那

「鬼になったとはいえ」

「産まれてから、一緒だった」

「幼馴染みを傷付けれないです」

 

殺罪鬼、呆気に取られ

「実那・・・・・」

急に笑いがこみ上げ

「よく言うよ、あたし以外の鬼なら、手加減しないでしょ」

 

実那、痛い処を付かれたが

「うん、そうかも知れないです」

「皐月はいつも、何か目標があったら最後までキッチリするし」

「親切だって自分が損してまで、相手の事を思い遣るです」

「鬼になって仕舞っても、絶対に人を食べない」

「決して肯定出来ないけど、殺す相手は」

「他人を平気で傷付ける事をする人にしかしない」

「あたし、そんなにしっかりしてないから・・・・」

「そういう皐月の事が好きだし、憧れてたです」

 

殺罪鬼、まるで弦が切れたように

「もう、いいわ」

「これで終わりにしましょう」

血鬼術の複数のナイフを上下左右あらゆる方向で、実那を囲い

いつでも、実那を殺せる体制を整えた

「あたし、自分の性格好きじゃ無いの」

「いつも周りを楽しませてくれる、どんな事でも挫けない」

「天真爛漫な実那に憧れてたの」

「そして、実那こと、まるで姉妹の様に好きだった・・・」

「この超能力(血鬼術)食らったら、身も残らない」

「鬼にも、あたしの身体の一部にもなれない」

「実那、本当にさようなら」

その血鬼術を発動しようとした刹那

陽壱たちと戦っていた2頭の狼が煙の様に変化をして 実那を包みこんだ

実那

「??」

そして、あらゆる方向のナイフは実那に向け発動した

陽壱、武市

「み、実那!!!」

殺罪鬼、涙を浮かべながら

「実那、ごめんよ・・・」

しばらくして、実那の周り違和感があり、様子をみると

「・・・・ペロちゃん」

大きな狼が、身体全体で実那を包み込み、殺罪鬼のナイフから守っていた

「く~ん」

そして狼の身体中には、まるでハリネズミの様になっていた

やがて狼から、生前のダックスフンドの姿になり

痛々しいながら尻尾を振り、へたりこんでいる実那の頬にペロペロ舐め始めた

実那、泣きそうになり

「ペロちゃん、ありがとう」

そっと、ペロの頭を撫でた

ペロは直ぐに、呆然と立ってしている殺罪鬼に近づき

ソックス噛んで引っ張った

それに気づき我に返る、殺罪鬼

ペロ

「く~ん」

まるで、「お友達どうし、ケンカしたら駄目だよ」って感じで

殺罪鬼を見つめていた

殺罪鬼もへたりこみ、寄って来るペロを抱き締め

「ペロちゃん、ありがとう」

「実那を助けてくれて」

「ペロちゃんのお蔭だよ」

ペロ

「くんくん」

一時の感情で、幼馴染みの実那を殺した事を後悔してしまったが

ペロが止めてくれたお蔭で助かった事に歓喜を極まっていた

 

その様子を見ていた、陽壱、武市

陽壱

「良かったですね武市副長、これ以上、争うことはないでしょうね」

武市

「本当に良かったよ」

「両方、生きていて」

ぐすってきた武市

陽壱

「いい形で決着つきそうですね」

 

突然、殺罪鬼の顔に血管が浮き出し苦しみ出した

「ぐっぐわっ・・」

それを見た、実那 殺罪鬼に近づき

「どっどうしたです、皐月!!」

我を忘れ、顔に血管が浮き出した恐ろしい表情で 実那を襲い出した

実那、その殺罪鬼を受け止め

実那

「しっかりして!!」

殺罪鬼

「ぐっぐぐぐ・・」

その時、殺罪鬼の身体に、蔓が巻き付き、動きを停め、

蔓の先に着いた注射で、首の後に射しワクチンを注入

暫くして、殺罪鬼は大人しくなりへたりこんだ

実那

「どうなってるです?」

その時遠くから

「間に合って良かったわ」

みんなが、その方向に向くと

パトカーから降りた

今給黎局長と

知花賢子の姿があった

 

つづく・・・・・