熊さとの戯言

自分の体験などを雑記帳・備忘録として

鬼滅の刃をつかって、戯言小説(28)

第28話  可能性

 

個室の居酒屋

陽壱、武市、実那の3人がテーブルを囲い

実那と鬼になった皐月の過去を聞く

 

武市

「ありがとうな、実那」

「言いたくもない事を話してくれて」

 

陽壱

「辛かっただろう、あんな形で幼馴染に会うなんて」

実那

「武市副長、陽壱先輩、ありがとうです」

「いえ、ちゃんと話すべきだったと思うです」

「不謹慎だけど、鬼になってたとはいえ、皐月が生きていてよかったです」

泣き出しそうになる

なだめる陽壱たち

「とっとにかく、良かったじゃないか」

 

陽壱

「その殺罪鬼って言う鬼」

「鬼跋特務隊に入隊出来ないだろうか?」

 

実那

「えっ?」

 

武市

「鬼が鬼跋特務隊って・・・」

「出来るのか?」

陽壱

「でも、鬼跋特務隊のトップって鬼でしょ?」

武市

「たっ確かに・・・」

陽壱

「じゃ~、武市副長」

「局長に提言して、上に挙げてもらいましょうよ」

武市

「本当に言ってるのか?」

陽壱

「冗談で言いませんよ!!」

「やってみましょう!!!」

「それで、殺罪鬼って鬼が救えたら、実那も安心でしょ」

実那

「陽壱先輩・・・」

武市、ちょっと考え込み

「そこまで言うなら・・」

そして、覚悟を決めたかの様に

「わかった!!」

「明日、朝一番に局長に提言しよう」

陽壱

「流石、武市副長、やっぱり俺の上司は偉いぜ」

武市

「そっそうか?」

実那

「ホントに偉いです、武市副長」

武市

「いや~それほどでも」

とことん、武市を持ち上げる陽壱と実那であった

 

翌朝、落ち込みながら、とぼとぼ歩いて訓練場に入ってくる武市

陽壱、実那が武市に駆け寄り

陽壱

「やっぱり駄目でした?」

不安がる実那

「そんなのって・・・」

落ち込んでいた、武市が一変に明るくなり

「その逆だよ」 

「実那の幼馴染みだからって言ったら」

「局長、早速、知花賢子司令長官に連絡入れてくれてさ~」

陽壱

「局長、直接トップに連絡出来るんだ!!」

実那

「凄いです~」

武市、再び落ち込み

「無事に、司令長官につながったのは良いが・・・」

「司令長官が、言うには」

「鬼にされた者は、始祖のコントロール化に入り」

「始祖に対し意に反する事をすると、された者の肉体が崩壊する」

「それを解放する為の治療を 」

「私・賢子が鬼刕華のコントロールから解放させた治療を元に模索してるから」

「少し待って欲しいの事だそうだ」

 

(このコントロール解放治療は、鬼刕華から持ちかけて開発したもの

理由は、成人してるのに、なんで面倒みる義務はあるのか?らしい・・・

だが、雄次は拒否している)

 

陽壱

「要するに、殺罪鬼を特務隊に入隊するには」

「御前のコントロールから解放されてからかな」

武市

「鬼を特務隊入隊させるかは、否かは、各局長の議決次第みたいだし」

「御前から解放されて、大人しくなる処か、余計に狂暴になる可能性もあるらしい」

実那

「それだと、皐月が御前から解放されても、鬼討伐から外れないって事ですか?」

武市

「そうかも知れないが・・・」

「知花司令長官、殺罪鬼の事よく知ってたらしく」

「人肉を食したことがない、非常に珍しい鬼みたいだ」

「1日でも早く完成させると、言ってたよ」

実那

「それが本当なら、鬼討伐の対象から外れそうですね」

武市

「おそらく、可能性として、他の局長たちは反対するかもだが」

「知花司令長官なら賛成すると思うぞ」

陽壱

「実那」

「良かったじゃないか~」

「早く、コントロール解放治療が出来たら良いな!!」

実那

「うん!!」

 

・・・・・

 

廃工場

 

いらいらしている、殺罪鬼

パーカー男たち戸惑う

 

「なんで、鬼跋特務隊に、実那がいるのよ!!」

「忘れたかったのに・・・・」

物ごごろがついた頃から、幼馴染いや姉妹のような感覚で

一緒に、楽しんだり、悲しかったり、うれしかったりと

と思い出しては

「なんで、会ってしまったの・・・」

急に悲しみに暮れてしまう

鬼と人、例え幼馴染でも相容れれない・・・

 

それを、見透かしたように

殺罪鬼の目の前に、異空間の扉が出現

そこから、蘆屋道鬼

そして、鬼哭院御前が登場した

 

殺罪鬼、跪き

「ご、御前様」 

つられて、パーカーの男たちも跪いた

 

御前、上から目線で

「ご苦労だな」

「かねがねの功績、道鬼から聞いておるぞ」

鯖江殺罪鬼」

殺罪鬼、尊敬の眼差しで

「はっ、ありがたき幸せです」

御前

「鬼跋特務隊の中に、お前の幼馴染がいたそうだな?」

殺罪鬼、困惑しながら

「はっはい、その通りです」

御前

「なら、その幼馴染を鬼にしてやっても良いぞ」

殺罪鬼、呆けながら

「はっ?」

「今、何と?」

御前、軽く睨み

「二度も言わすな」

「お前の幼馴染を鬼にしてやると、言ったんだ」

殺罪鬼、目を見開き喜び

「ほ、本当ですか?」

「嬉しゅうございます」

御前、不敵な笑みで

「ほう、それは良かったな・・・」

「次はしくじるなよ」

殺罪鬼

「はっ」

 

再び、異空間に鬼哭院御前、蘆屋道鬼が入り

扉が消えた

 

殺罪鬼、微笑み

「御前様から、実那を鬼にしてくれる事を約束してくださった」

「これで、実那を殺さずに済む・・・」

「もし、無理なら・・・・」

 

つづく・・・・