熊さとの戯言

自分の体験などを雑記帳・備忘録として

鬼滅の刃をつかって、戯言小説(25)

原作の無惨の最強の鬼である、十二鬼月を真似て

こちらでは、「天地六傑鬼」にした

 

では、はじまりはじまり~

 

第25話  天地六傑鬼(てんちろっけつき)

 

待機室、休憩中事務机に座り、スマホを見つめながら微笑む実那

後ろから、陽壱がいるのを気づかない

陽壱

「お~い、実那」

「訓練の時間だぞ~」

突然後ろから、声をかけられた実那は、

「わっ」と驚き、机の上にスマホを落とす

スマホの画像には、制服の着た実那ともう1人の女の子が写っていた

実那と違って、少し地味な感じの女の子だった

直ぐに、スマホを拾い画像を仕舞い

陽壱の方に向き

「先輩、どうしたです?」と聞き返した

陽壱、そんな実那に呆れながら

「もう訓練、始まるぞ」

と、スマホの事は聞かれずに、先に訓練場へ向かった

実那は内心「ほっと」し、陽壱の後を追いかけた

 

・・・・・

 

夕刻

ある高層ビル、最上階にある役員室

役員机に座り、にんまりと笑みを浮かべながら周りを見渡す

50代後半のビジネスマン風の男

御前の最強の鬼達が、役員机の鬼の呼掛けで召集した

役員机の鬼から見て、左側に陰陽師の蘆屋道鬼

その向かいに、タンクトップを着たゴリマッチョな背の高いレスラー

その横には、スレンダーで胸を強調した豪華なドレスを着た歌姫

道鬼の横には、ガリ体系で眼鏡を掛けた研究員姿の医師であり薬学者

そして入口の前に、女子高生姿の殺罪鬼がそれぞれ一人用ソファに座っていた

役員机の鬼

「御前様より、知花様から、鬼跋特務隊の殲滅の件を引き継ぎました」

「よって、指揮・命令は、わたくし、竹宮が行います」

「是非ともよろしくお願い致します」

 

ゴリマッチョな鬼

「はっ?」

「御前様の召集と思ったら」

「阿漕な商売しかしねぇ、竹宮の召集かよ」

「何で俺が、てめぇの言うこと聞かなあかんのや」

ドスの聞いた声で、役員机の鬼=竹宮を牽制する

 

竹宮、少し怯みながらも

「これは直接、御前様より賜った御命令です」

「例え、順序が私より上であっても従って頂きます」

ゴリマッチョな鬼、激昂し立ち上がり

「てめぇ、なめてんのか」と、竹宮を殴りかかろうとする

竹宮、腕で自身を庇い「ひっ」と叫ぶ

 

「羅導岳(らどうがく)やめんか!!」と荘厳とした声が響いた

ゴリマッチョな鬼=羅導岳、戸惑いながら

「道鬼さん、何で止めるんです?」

「俺ら天鬼(てんき)より下の地鬼(ちき)に従わんといかんのだ」

蘆屋道鬼は、眉1つ動かさず

「竹宮殿は、直接御前様から依頼されたのだ」

「つまり、竹宮殿の指揮・命令は御前様がしたものと同様」

「羅導岳殿、御前様の命令に従わない場合どうなるか分かるだろ?」

羅導岳、ばつが悪そうに

「ちっ!」

 ふんぞり返りながら、すわる

 

ドレスの鬼、呆れかえって

「ほんと、脳筋は下品で嫌やわ~」

「なんでも、力で抑えたら良いっと思ってるんだからね」

羅導岳、ドレスの鬼の嫌味にムカつき

「あ~」

「調子に乗ってんじゃね~ぞ、媧歌妃(かがひ)」

「俺より下の鬼の癖によ」

ドレスの鬼=媧歌妃、まるで男を下僕としか見ない目で

「あら、あたしに逆らっていいの?」

「あんたの大好きな”女”の供給出来なくなるわよ?」

羅導岳、図星を付かれ怯み

「ぐっ!!」

媧歌妃、ため息をつき

「あたしも、天鬼の1人よ」

「とにかく、あたしたちは人間時代、一世を風靡した者なのよ」

「恥ずかしい真似はしないでよね」

羅導岳、媧歌妃の嫌味のけったくそ悪さに

「ふん!!」

「鬼に恥も外聞もあるのかよ」

媧歌妃、再び呆れ

「あ~やだやだ、下品な男って」

羅導岳、これ以上拗れると、本当に”女”を供給出来なくなるだろうと、

悔しいが、黙り込んだ

「・・・・・」

その様子を見ている、殺罪鬼、呆れながら

(なんなの、この人たち・・・)

道鬼の横に座っている、医師の鬼がメスを持ち舌でなめずりし

プルプル震えながら、独り言で

「やっと・・・・」

「やっと、人を斬り刻める・・・」

「知花所長の研究(引継ぎされた)にずっと閉じこまれていた発散を・・・」

「いいよ~切り刻むたびに、人の顔が歪んでいく様・・・」

1人で抱きしめる仕草で

「う~ん、快感・・・・」

周り、ドン引き

羅導岳、さすがに呆れ

「なんじゃ、あの慙愧(ざんき)ってやつは・・・」

媧歌妃、嫌味たらしく

「まあ、あれに比べたら、羅導岳の方がすこ~しマシだね」

羅導岳、再びカチンときて

「てめえな~」

また、横で見てる、殺罪鬼、引きつりながら

(なに、この危ない人(慙愧のこと)・・・)

医師の鬼=慙愧、急に落ち込み再び独り言

「あ~あ・・・」

「実に残念・・・・」

「本当に残念・・・・」

「知花所長・・・何故辞めたんだ・・・」

「少しで、知花賢子を切り刻めたのに・・・・」

その時、羅導岳、”知花賢子”の言葉を聞き黙り込んだ

まるで、獲物を狙う獅子のように・・・

まだ、慙愧の独り言が続く

「あの清楚で美しい顔が、切り刻む度に歪む顔見てみたい・・・」

その時、羅導岳、席から立ち直ぐに、慙愧の胸倉を掴み持ち上げ

憤怒の怒りで

「あの女は、俺の獲物だ・・・・」

「誰にも手出しさせんぞ・・・」

羅導岳、今にも慙愧に対し、何か仕掛けようとした

慙愧、恐れおののき

「ひっひい!!」

その時、荘厳かつ怒りに満ちた声で

「いい加減にしろ!!」

「さっきから、竹宮殿が戸惑ってるだろ!!!」

「さっさと席に着かんか!!」

羅導岳、矛を収め、慙愧を投げつけ

「命拾いしたな・・・」

「切り刻むなら、おばはんの知花鬼刕華でやっとけ!!」

慙愧震えながら、席を座りなおした

「・・・・・」

道鬼、荘厳かつ平坦な声で

「では竹宮殿、会談をすすめて頂こう」

竹宮、襟を正し

「それでは、鬼跋特務隊・・・」

ここで、羅導岳

「1つ質問していいか?」

竹宮、キョトンとし

「なんでしょうか?」

親指で、殺罪鬼を指さし

「あの、ガキなんやねん」

指を差された殺罪鬼、怯み

(あたしまで、標的なの?)

竹宮、呆けて

「地鬼三傑の鯖江殺罪鬼ですが・・・」

羅導岳、ドスを聞かせ

「そんなこと、聞いてんじゃね~」

「なんで、あんなガキが、”天地六傑鬼”にいてるんやって質問や」

竹宮、戸惑い

「そっそれは・・」

道鬼、手で合図し、竹宮の言動の助け舟を出した

「吾から言おう、殺罪鬼殿は、鬼になって間もないにも関わらず」

「自ら能力を上げ、鬼跋特務隊の隊員を多く倒し」

「その上、日輪刀を奪うことに成功」

「その功績が、御前様に認められ、天地六傑鬼の1人になられたのだ」

「御前様がお決めになった事に、不満はないだろ?」

羅導岳、心では不満ながらも

「わかったよ、御前様のお決めになったのなら」

「仕方がないな・・・」

(ちっ、天地六傑鬼も落ちたもんやな・・・)

道鬼、羅導岳の心を見透かしたように

「今、天地六傑鬼も地に落ちたとか、思ってるだろ?」

長年、人間(鬼)をやっているため、人の心理を読むなど、朝飯前である

羅導岳の図星をつかれ、慌てて

「いえ、そんなことはありません、道鬼さん」

その突っ込みを入れる事で、道鬼は羅導岳がこれ以上言い掛かりしないよう釘をさした

道鬼、平坦な声で

「竹宮殿、話を進めて頂こう・・・」

竹宮、ほっと腕をなでおろし

「それでは・・・」

着々と、鬼跋特務隊壊滅のシナリオを進めるのでした

 

つづく・・・・