これ以降から、武市や実那の鬼との因縁のストーリーも書けそう
のち、御前の誕生の話も書かなくちゃ・・・
では、戯言小説のはじまり~
第23話 新生・鬼跋特務隊
陽壱の所属する鬼跋特務隊支部
会議室 局長以下隊員が集まる
今給黎
「鬼跋特務隊再建の目処がつきました」
「今から、再建して頂ける方のビデオレターを流します」
※オンライン出来るのに、わざわざビデオレターか分かるね?
スクリーンを流す
そして、20代中位の女性が写し出される
そして、挨拶の時に名を名乗った時に、どよめきが起こる
「知花賢子?」
「知花と言ったら!!」
隊員たちが口々に質問する
それを、今給黎
「君たちの言う事は分かる」
「最後まで見て欲しい」
どよめきが静まり みな、黙って聞く
賢子が、知花鬼刕華の娘であり、自分も鬼である事
自分は、子供の頃は、人食に対する本能に勝てず
自己嫌悪を感じていた、柘榴(ざくろ=”鬼子母神の物語に出る”)を食べる
と抑制できたことを発見
その後、薬学・医学の道に歩み、人肉食を抑制する薬を発明
さらに人肉の代用食品を発明して、一部の鬼は、人食いをしなくなった事
それでも、代用食品を拒否し、人を食べる鬼もいる事に残念だということも
自分と弟の2人は、体質で他の鬼と違い日光を浴びても平気だが
日光浴びてる間は、鬼の能力は使えなし、ましてや傷も人と同じように直ぐに治らない(夜になると直ぐに治る・・・)
鬼哭院御前の誕生(*この話は後ほど)に関わった事そして、その事に後悔したこと
社会に迷惑かけた事
鬼跋特務隊が解体される事に危機感を持った事
再建をするに当たって、それに匹敵する人脈と財政を持っていることと
母親の鬼刕華と袂を分かちた事
鬼による被害で悲しい思いをする人々を無くす為に
鬼哭院御前と母親である知花鬼刕華を滅する覚悟を持っている事
改めて、鬼跋特務隊員たちに迷惑かけてしまうが協力して欲しい事
そのためのあらゆるフォローを行う事を約束する事の内容を
ビデオレターに流した
隊員たちは、色々の思いを持ちそのビデオレターを見ていた
「鬼が我々に協力?」
「本当は、裏でまだ繋がってるだろう」
「いや、知花賢子は確かに鬼だが、人食はしてない言ってるから、大丈夫だろ」
「巨大な権力から、自ら立ち向かうの中々いないぞ」
等 賛否両論が沸き上がる
そして、全国局長会議の知花賢子への返答を
今給黎から伝える
「我々、各局長も、君たちと同じような質問を、あの知花賢子にぶつけました」
「知花賢子は、それらの質問に真に誠実に答えてくれました」
「その後、彼女が信用たるかを捜査しました」
「結果、知花賢子と言う人は、多大な貢献と彼女の多くの関係者から
慕われ支援を惜しまないほどの人物だと分かり、彼女を信用出来ると判断」
「彼女と共に、鬼跋特務隊は、社会の秩序と安定の障害となる鬼を生む
鬼哭院御前と知花鬼刕華を滅して行く事を決定しました」
「それでも、不服なら辞めて貰っても構わない」
それを聞いている隊員それぞれ複雑である
そんな時
武市
「みんな、鬼跋特務隊が復活出来てよかったではないか」
「鬼と言う怪物を倒し、その被害者の悲しみを1つでも無くせることが出来るのは
警察でも自衛隊でもない、我々、鬼跋特務隊だけだろ」
「なぁ~みんな、鬼のボスたちを倒すまで、頑張ろうや」
武市が思い切り腕を天にあげ 大きな声で
「よっしゃ~」
「やったるで~」
それに釣られて、陽壱も
「武市副長、俺も一緒にやるぜ~」
「鬼から子供達を守るために鬼跋特務隊に入隊したんだ~」
実那も
「あたしも、家族や友達を守るためです~」
武市の真似を、陽壱も実那もした
それをみた隊員も、それぞれの決意を宣言して場が盛り上がった
今給黎、涙ぐみ
「みんな本当にありがとう」
「皆さん、新生・鬼跋特務隊の船出が今始まりました」
「みんな、今まで以上に頑張っていきましょう」
隊員全員、気合いをいれて
「お~」
今にも、鬼哭院御前、知花鬼刕華を倒す勢いの盛り上がりを見せた
・・・・・
ある高層ビル
新しく出来た、新生・鬼跋特務隊本部・仮事務所
元・担当者
「大変です」
「知花さん!!」
賢子、落ち込む
「やっぱり、駄目でしたのね」
担当者
「いきなり駄目って言わないで下さいよ」
「全くの逆ですよ」
賢子、驚く
「え?」
担当者
「喜んでください」
「全国の支部で」
「知花さんと新生・鬼跋特務隊を歩んで行く事に歓迎してるのですよ」
(一部、批難もあった、特に前身の鬼殺隊隊士の子孫たち「祖先が命を懸けて、滅した鬼の始祖を復活させたのか」と・・・・)
賢子、戸惑い
「ほんとなの?」
「わたしは、あなた方と敵対している鬼なのよ」
担当者
「そんなの関係ありませんよ」
「貴女は」
「医学、薬学部門で人に対しも長年、多大な貢献して」
「しかも、その多くの関係者に慕われてるじゃありませんか」
「もっと自信を持って下さいよ」
賢子、きょとんとし そして涙を流し
「み、みなさん」
「ほんとうにありがとうございます」
「こんな、わたしを受け入れてくれて」
つい、ギャン泣きしてしまう
慌てて、それを宥める担当者であった
そこから、新生・鬼跋特務隊と鬼哭院御前・知花鬼刕華との
本格的な戦いが始まるのである
続く・・・・・