熊さとの戯言

自分の体験などを雑記帳・備忘録として

鬼滅の刃をつかって、戯言小説(9)

黒服の鬼・雄次、再び・・・

始まるっすよ~

 

第9話 対峙

 

夜のビルの屋上

逃げようとする隊員2人を阻む、雄次

 

雄次、困った顔で

「何でタイミング悪く見張ってたすか?」

「あの人がいるせいで、君たちを見逃す事できないっすよ」

 

隊員の1人が

「最重要危険度の鬼の」

「黒服の鬼」

「・・・こんな処で出会ってしまうとは」

 

雄次、少し驚いて

「あれ、俺って有名なんすね~」

でれながら

「なんか、うれしいっすね~」

また困りながら

「母ちゃんに怒られるっすね・・・」

 

隊員の1人

「なんか独り言してる間に」

「引き上げるぞ・・・」

その隙に、逃げようとする隊員2人

 

雄次、笑みを浮かべながら

「おっと、逃がさないっすよ」

鉄のばねのような物体が、隊員の足元の地面から現れ

脚に絡み、身動きが取れないよう固定化した

 

雄次、少々得意げに

「俺って、超能力も使えるっすよ」

「びっくりしたっしょ?」

 

隊員の1人

「お前が、”血鬼術”を使えるのは分かってる」

 

雄次、何か疑問符打つように表現で

「えっ?けっきじゅつ」

「なんすか?それ」

 

隊員の1人、唖然としながら

「今、俺たちの足を絡めてる物の事よ・・・」

 

雄次、驚きながら

「そっちでは、鬼の超能力を”血鬼術”って言うすか~」

そして嬉しそうに

「なんか、そっちの方が格好いいっすね」

「次から”血鬼術”って言葉使うっすよ」

 

雄次の手から、ゴムのバットみたいな物体が出現し

次は、泣きそうになりながら

「ほんとは、こんな事したくなかったっすけど」

「あの方がいるから・・・」

「ごめんなさいっすよ」

バットを振ろうとする時

 

「させるか~」

 雄次が、声の方向へ向くと

すでに、黒い物体が近くまで迫っており

ばっとを投げ捨て、後ろに引きさがりながら

*そのバット消える

黒い物体の攻撃を躱した

 

身動きの取れない隊員から離れてしまった

雄次が、見たものは

チャラ鬼の時に会った隊員、日比野陽壱の姿があった

 

雄次、目を丸くして

「君は確か・・・」

「こんな処にも来てるっすか」

陽壱、ニタッと微笑み

「よぅ~、黒服の鬼」

「また会ったな」

雄次、少し笑みを浮かべ

「ってことは、チャラ鬼君やられちゃったすね」

「あれほど、パワーアップしたっすのに」

 

陽壱、なんか軽そうな鬼だな、何か情報得れそうと思い

「おい、黒服!!」

「あんたに聞きたいことがある」

雄次、きょとんとしながら

「何すか?」

 陽壱、にた~と

(こいつホントに軽そうかも)

(この際なんでも聞いたれ・・)

「前のチャラ鬼って奴、どうやって急にパワーアップしたんだよ」

「あんな短時間に、人を食べるのか?」

 

雄次、

「そりゃ~疑問に感じるっすね」

懐から、ソーセージみたいな食品を出し

陽壱に投げ渡す

 

それを受け取る陽壱、愕然とする

「これ、ソーセージだろ!!」

 

雄次、すこし怒った表情で

「ソーセージとは失礼っすね」

「人肉と同じ成分の入った代用食品っすよ」

 

陽壱、”人肉”と聞いて引いてしまい

「まさか、人間の肉を材料に・・・」

 

雄次、蘊蓄する

「そんな残酷なことしないっすよ」

「姉ちゃんが、人肉の成分をどうのこうのって言って」

「肉は、牛や豚、鶏のって聞いたっすよ」

 

陽壱、妙に納得しながら

「成程な・・・」

(鬼のくせに、残酷って言葉でる?姉ちゃんって?)

っと心で突っ込みながら、色々聞き、雄次は素直に話した

情報を聞き出そうとしてる鬼跋特務隊の隊員が逆に

心配するくらいに・・・

雄次、ケロッとした表情で

「もう、聞くことないっすか?」

陽壱、食傷気味に

「もういいです・・・」

「最後に一つだけ・・・」

雄次

「何すか?」

陽壱、にたっと笑み

「鬼の中で一番強い奴は誰だ?」

雄次、微笑みながら

「それは・・」

陽壱に攻撃を仕掛け

「それは、俺の母ちゃんすよ」

陽壱、雄次の攻撃を受けとめ

「予想外の答えだよ」

「ボスの名前でも言うと思ったがな!!」

陽壱、攻撃をし返す

雄次、それを返し攻撃

「母ちゃん、あの人より強いっすよ」

陽壱、雄次の攻撃を躱し、後ずさりし距離をとる

雄次が口を滑らせて、ボスの名を聞けなかった事残念に思いながらも

(雄次は、何でも質問に答えたが、ボスの名前は言わなかった)

(雄次は、陽壱の企みなど露知らず、天然で答えた)

「その母ちゃんとやら」

「そんなに強いのに、なんで自分がボスにならないんだ?」

雄次、あっけらかんとした表情で

「さあ~」

「母ちゃんが好きでやってるだけっすよ」

「知らないっすけど」

雄次、目を細め微笑み

「でも、君って強そっすね」

陽壱に体術をもって攻撃する、陽壱はそれにナイフ捌きなどを持って

お互いに攻防が繰り返される

その様子を見る、隊員2人

「あの陽壱って隊員、危険な鬼に対等に戦ってるよ」

「凄いな~」

 

陽壱との攻防を図りながら、雄次、嬉しそうに

「君、ほんとに強いっすよ~」

「俺の名は、知花雄次(ちばな・ゆうじ)っすよ」

「君の名前は何すか?」

 

陽壱、にっと笑い

「あんたほどの鬼に、誉められて嬉しいぜ」

「俺の名は、日比野陽壱(ひびの・よういち)てんだよ」

雄次の顔をめがけ、蹴りを入れる

腕を盾にして受け止め

つぎは、足で陽壱の頭を狙う

 

そして、陽壱、雄次の足蹴りを躱し、一旦、雄次から離れ

身動きが取れない隊員の側で止まる

陽壱、ボソッと

「なんか頭の軽そうな鬼だけどな・・・」

雄次、少しピクッ

「何か言ったすか?」

そして、

陽壱は、身動きの取れない隊員についてる物体を

斬り、解放させた

雄次、驚き

「えっ!!!」

雄次、涙目

「陽壱、なにするっす~」

「せっかく捕まえたっすのに・・」

雄次、なんか安堵して

(でも、いいっすか・・)

 

・・・・・・・

 

現場で待つ、御前

イライラが募り

「あの馬鹿(雄次)いつまで掛かっている?」

その時、御前の頭の中から

「道鬼(どうき)です」

「近くに、通りかかったら、雄次殿と鬼跋特務隊が争ってる様子を見ましたが」

「いかが為さりましょう」

御前

「お前が雄次と代わって、鬼跋特務隊を始末しろ」

道鬼

「承知致しました」

頭の中の連絡が終わると

御前、益々苛立ち

「あの野郎、私を置いて何を遊んでいるんだ」

「そう、苛立つと体に毒ですよ」

「黙れ、日の御前」

「まあまあ、雄次君に何かあったのでしょう」

「後の事は、私に任せて」

「ゆっくりと休んで下さい、月の御前」

「私は御前だ、あの馬鹿ども許さんからな」

「・・・・・」

御前、落ち着きを戻し

「あっそうだ、近くに鬼刕華殿が仕事でいたはず・・・」

 

懐から携帯を取り出し、鬼刕華に連絡する

「あ~鬼刕華殿・・・」

 

・・・・・

ビルの屋上

互角にやりあってる陽壱と雄次

鬼と人の戦いである、幾ら互角であっても

やがて人側に限界が来るのが早い

やがて、雄次側が有利になり、何発か陽壱に与えていた

 

陽壱

「はあはあ・・・」

回復を早めるため、全集中の呼吸を整える

 

雄次、同情するような表情で

「陽壱、よく耐えたっすよ」

「このままだと死ぬっすよ」

「今死んでもらうの勿体ないから、一旦終わるっすよ」

 

雄次、陽壱を気絶させるため留めを刺しにいく

 

その時、雄次と陽壱との間に、紙片が舞い落ちてきた

 

雄次、咄嗟に陽壱の前に、鉄の壁を作った

「っ!!!」

その直後、紙片が爆発した

雄次「陽壱、大丈夫っすか?」

陽壱、鉄の壁のおかげで、爆発から守られた

(鬼が人をたすける?)

 

爆発から発生した煙が晴れたとき、

身長が180cm位の額に角が2本の生えた、陰陽師姿をした男が立っていた

 

 つづく・・・・・